電子情報通信学会Photonic Device Workshop(PDW) 2023が
機械振興会館・B2講堂にて対面で開催されました。参加者は延べ200名以上あり盛況な議論が行われました。
<初日・12月7日>
PDW委員長の岩本先生(東京大学)が開会の挨拶を行いました。
午前中は基調講演2件の後、招待講演2件が行われ、午後はLQE奨励賞の表彰と講演、及びISLC2024@フロリダ・オーランドの紹介と各エリア委員長による講演、およびポスターセッションが行われました。
基調講演1:
”チップレット時代における半導体パッケージ革命”
折井 靖光氏 (Rapidus 専務執行役員)
基調講演2:
”IOWN構想とその実現を推進する光電融合技術”
岡田 顕氏 (NTT先端総合研究所 所長)
招待講演:
小型・高速・広範囲温度対応シリコンフォトニクス
光集積トランシーバー
中村 隆宏氏 (AIO CORE)
招待講演:
ポリマー光再配線技術を用いた
光電ハイブリッドパッケージ基板の研究開発
天野 建氏(産業技術総合研究所)
<ISLCプレコンファレンス>
午後前半はISLC2024@フロリダ・オーランドのプレコンファレンスが開催され、アジア・エリア委員長の西山先生(東工大)の司会の元、関係の組織委員長、欧州と米国エリア委員長の講演と会議の紹介がありました。
招待講演(本件のみ米国からのオンライン)
”Transforming automotive safety and enabling autonomy with photonics ”
Paul Leisher博士 (Luminar Technologies)
講演では、2024年オーランドの開催のISLC2024の紹介が行われました。
招待講演:
Integrated tunable lasers at 1300nm and 1500nm on Indium Phosphide
Erwin Bente教授 (Eindhoven University of Technology)
講演では、代表理事らの提案した波長可変レーザへの言及もありました。
招待講演:
Heterogeneously Integrated Photonics for Communications and Sensing
Jonathan Klamkin教授 (University of California, Santa Barbara)
<ポスターセッションとポスター表彰>
財団ではポスターセッションへの助成を行い、代表理事は挨拶と共に、優秀ポスター賞5件を表彰しました。
<二日目・12月8日>
LQE奨励賞授賞式
西村LQE委員長(KDDI)よりLQE奨励賞が 鈴木 純一さん(三菱電機)、および相馬 豪さん(東京大学)に贈られました。
鈴木 純一さん(三菱電機)
授賞題目:”短距離コヒーレント通信に向けた小型光源モジュール用シリコンフォトニクスワンチップ波長ロッカ ”
相馬 豪さん(東京大学)
授賞題目:”メタサーフェスを用いた偏波受光器 ”
午後の前半は、”空間多重伝送技術と最新デバイス”と題して招待講演3件が行われました。
招待講演:
帯域幅の限界を探る:空間分割多重光ファイバ伝送システム
若山 雄太氏(KDDI総合研究所)
招待講演:
実用化に向けたマルチコア光ファイバ技術の進展
林 哲也氏(住友電気工業株式会社)
招待講演:
3次元湾曲シリコン光結合器の開発と空間伝送システムへの応用検討
渥美 裕樹氏(産業技術総合研究所)
午後の後半は
光速メートル定義から40年を記念し、”光コム技術の未来 ”と題してチュートリアル講演1件、招待講演3件が行われました。
チュートリアル講演:
光コム技術の基礎とその進展・応用
美濃島 薫先生(電気通信大学)
招待講演:
集積型光周波数コムの応用と展望
-光周波数コムの情報通信利用に向けて-
田邊 孝純先生 (慶應義塾大学)
招待講演:
電気光学変調コムを用いた低ノイズ周波数可変マイクロ波発生
石澤淳先生 (日本大学)
招待講演:
光変調技術による多機能光コム合成
坂本 高秀先生(東京都立大)
閉会は荒川OPE委員長(横浜国大)が挨拶を行いました。
12月に開業した麻布台ヒルズ
⇒TOPページへ戻る